フラッグキルトのこと

フラッグキルトのこと

フラッグキルトの話

●出会い

初めてキルトを知ったのは、赤毛のアンや大草原の小さな家、グリーンノウの煙突などの児童文学からだったと思います。

まもなくして町で見かけた人が小さな布を何枚もはぎ合わせたバックを提げていて、あまりの可愛らしさに衝撃を受け、その時の光景が今でも目に焼き付いています。そこからが私のキルト人生の始まりでした。

●教室の始まり

もめんヴィラの角田千恵子氏に師事、その後1989年秦野にフラッグキルトを立ち上げました。当時、長女はまだ4歳、サークル活動とは言っても会場は児童館、子供は周りに遊ばせて針を持つ、交代でお母さん方が子供達の子守をする。

今では考えられないドタバタサークルでした。それでも同じ思いの人々が集まり20名を超えての大所帯でした。

サークルの皆さんの意欲が高く、中心になる私としてもいろいろ勉強しなくてはと思い、本場アメリカのオハイオ州とテキサス州のキルター宅に数日間ホームスティし、豊かにキルトを楽しむ人生を学んできました。そこでアメリカンキルターズソサエティAQSのキルトコンテストを知り、オリジナルにこだわり、キルトを作ることが自己表現なのだと気付かされたのでした。

●活動

※写真中央が主宰 佐藤 久美子
写真:キルトジャパン協力

その後、教室形式をとり、生徒さんとオリジナル作品を作るようになり現在に至っています。自宅教室、恵比寿のよみうり文化センター、秦野カルチャー、小田原アプリ、公民館と教室を展開しております。

カリキュラムに加えオリジナル作品を手掛けています。オリジナル、自己表現など言っても難しいことではなく、教室の皆さんとの楽しいおしゃべりの中からいろいろアイデアが浮かびます。

過去の例ですと、ハワイアンキルトをはじめたころ、モチーフのシルエットだけでは植物の特定が難しい、それならば具象的に植物を添えたらどうかしら・・・?それが「ハワイアンキルトのある風景」のテーマとなり、横浜パシィコでの横浜キルトウィークでの発表となりました。

「マリーアントワネットの田舎暮し」をテーマにしたときも、その時代のお菓子や調度品を調べたりして優雅な雰囲気に浸れたりもしました。

●名前の由来

秦野に住んでいるから。はたの キルト(実際、はだのですが)駄洒落です。

後にフラッグキルトとはハワイ王朝のクラウンのついたキルトの総称と知るのですが、1989年当時にはその情報がなかったもので、カメハメハ大王お許してください。

もう一つ、フラッグ、旗は風が吹かないとクタクタしてしまいます。私たちも同じです。いつも心地よい風の吹くところを捜しています。

よろしければ気軽に遊びに来てください。

Top